テントやタープの設置に欠かせないペグ。
ジュラルミンや鍛造、スチール製など多くの種類がありますが、
それぞれが持つ素材の特徴をまとめてみました。
テントやタープのオプションとして付いてくる貧弱そうなプラスチックペグやスチール製の丸ペグから、
次のキャンプギアを選ぶ際の参考にしてくださいね!
- 7つの素材に分類されるペグの特徴がわかる
- 素材別のおすすめペグが把握できる
目次
ペグの素材を把握しよう!
ペグの素材別一覧をまとめてみました(`・ω・´)
- 鍛造ペグ(たんぞうペグ)
→おすすめ度No.1 - ジュラルミン(アルミ合金)ペグ
→おすすめ度No.4
- チタン合金ペグ
→おすすめ度No.3 - スチール(鉄)ペグ
- ステンレスペグ
→おすすめ度No.2
- プラスチックペグ
- 木製ペグ
ペグ素材は、以上7種類に分けられます。
ひとつずつ解説していきますね!
鍛造(たんぞう)ペグの素材特徴
- 重い
- 価格が高い
- どんなグランドにも対応可能
- 強風時に安心して使用可能
芝生や緩めのグランドなど、柔らかめの地面から、
他のペグ素材では歯が立たない石がゴロゴロしているテントサイト、
風が吹いてテントやタープがふっ飛びそうな状況でも、
しっかりと対応してくれるのが鍛造ペグの特徴です。
漢字が似ている鋳造(ちゅうぞう)ペグ【スチールペグと同義】がありますが、
違いはその製造工程にあります。
サクッと解説していきますね!
鍛造(たんぞう)ペグ
- 特に強度が強い
- コストが高い
鍛造ペグは、金属製の材料をなんども叩いてつくられています。
叩くことで金属の結晶が整い、強い製品ができます。
最近では型をつかって圧縮する工程をとることで、大量生産しています。
鋳造(ちゅうぞう)ペグ
- 熱に強い
- 鍛造よりも安い
鋳造ペグは、高温・液体状の金属をペグ型に流し込み、
製造する方法で作られたペグのことです。
漢字が複雑でかつ似ているだけに、
ことなる2つの素材を混合している人も多いです(`・ω・´)
購入する際は、鍛造なのか、鋳造なのかしっかり確認してくださいね!
鍛造製のおすすめペグ!
鍛造製のおすすめペグは、
不動のペグ王座に君臨するソリステことソリッドステークです。
ソリステと同じ素材を使い、
かつ断面が球状ではなく楕円状になっている & コストが安いことから、
近年人気となっているエリステ。
ブランド至上主義でなければ、こっちも全然◎ですよ!
ジュラルミン(アルミ合金)ペグの素材特徴
- 軽い
- 安い
- 形状がさまざま
- 強度がさまざま
グランドのしっかりした芝生や地面に行くようなキャンプであれば、
ジュラルミン製のペグで十分対応できます。
そしてなりより軽い!
- 【鍛造】エリステ18cm→77.1g
- 【スチール製】CS丸ペグ18cm→15g
- 【ジュラルミン製】Freell18cm→13g
長さや形状にもよりますが、
鍛造製のものと比べると、6倍の重量差があります。
なるべく荷物を軽くまとめたいなら、
ジュラルミン製ペグがマストアイテムになるでしょう(`・ω・´)
ただ、形状や打ち込み方によっては折れ曲がりやすいデメリットもお忘れなく。
ジュラルミン製の素材強度について解説していきますね!
ジュラルミンの種類や強度って?
- A2017 – ジュラルミン
- A2024 – 超ジュラルミン→鋼と同程度の強度
- A7075 – 超々ジュラルミン→航空機など。軽くて硬い
名前の通り、”超”がつくごとに強度が増します。
A7075の超々ジュラルミンは、
第二次世界大戦中に日本の住友金属工業が開発し、
零戦闘機の機体に使われていたとのこと。
アルミ合金の中でも”ジュラルミン”と名がつくものは強度がある反面、
腐食しやすいデメリットも持ち合わせています。
その理由としては、
合金の主な素材として”銅”が多く使用されているからなんですが、
要は使用後にちゃんと水洗いして泥や汚れを落とさないとサビちゃうよ!
ってこと(`・ω・´)
amazonなどでジュラルミン製ペグの製品詳細をみても、
どのジュラルミンを使用しているのかを表記しているメーカーは少ないです。
口コミや評価、
または現物を見にアウトドアショップへ足を運ぶと間違いないでしょう。
超々ジュラルミンを使ったテントもあるんですよ。
キャプテンスタッグが提供している超軽量ポールテント。
格安なので覗いてみては?
ジュラルミン製のおすすめペグ!
硬くて安いがウリのジュラルミン製ペグですが、
中華製の安価なアイテムも多く、いいものを見極めるのが難しい現状。
鍛造のように一生モノではなく、
消耗品のアイテムとして位置付けるのが◎かと。
まずは高強度ジュラルミンを使用と表記してある、
Coleman製のジュラルミンY字ペグです。
次にNORDISK製のジュラルミンペグ。
価格が価格なだけに、超々ジュラルミンを使用しているのでしょう。
ユニフレーム製のA7075超々ジュラルミンを使用したペグ。
安価なペグは、1本あたり約100円。
いろんなカラーがあるので、
お気に入りのジュラルミンペグを探してみるといいでしょう。
チタン合金ペグの素材特徴
- 強い
- 軽い
- 錆びない
- コストはそこそこ
鍛造ペグに匹敵するような堅牢さ、鉄の2/3程度の軽さ、そしてとにかくサビないチタンのペグは、
最近になって低価格化が進み、人気なキャンプギアとなっています。
アルミニウム・クロム・鉄などを添加した無害性の合金で、
ロケットのエンジン部分や心臓弁、自転車など幅広い用途に使われているのが特徴的です。
ソリステなどの鍛造ペグ愛用者が、
チタンペグいいんじゃね?
と密かにムーブメントも起きている、注目のペグですよ(`・ω・´)
購入する際は、【チタン合金】を見落とさないように!
※チタン製は、チタン合金製に比べて強度が劣ります。
チタン合金製のおすすめペグ!
固すぎるがゆえに加工が難しいチタン合金。
シンプルな丸ペグが多いです。
こちらは中華製ですが、レビュー評価は悪くありません。
ペグの軽量化・堅牢化をしたいのであれば、検討してみては?
ソリッドステークの名前をパクってるのが、気になるところですが。。
こちらはタープペグ用に。
1本5.5gの登山用チタン合金ペグです。
Boundless Voyageが出しているチタン製の箸、これも人気ですよ(`・ω・´)
スチールペグの素材特徴
- 扱いやすい
- コストが安い
テントやタープの付属品としてもついてくるスチールペグ。
鉄製ならではの頑丈さと、コストの安さが特徴です。
スチールペグの代表格・ネイルペグですが、
打ち込み部分のプラスチックが打撃時に割れるのがデメリット。
スチール製のおすすめペグ!
Coleman製のスチールペグ。
見た目がかっちょいい。うん。
アウトドアショップにいけば、
必ずおいてあるキャプテンスタッグのネイルペグ。
1本約100円と、安いです。
ステンレスペグの素材特徴
- 錆びにくい
- 強い
- 鍛造よりも重い
- 見た目が美しい
英語で”Stainless Steel”という名の通り、サビにくい鋼として使われています。
鉄にクロム等を添加することで、
耐食性、強度、耐熱性などの特徴を持っているステンレス。
ギラギラとにぶく光るので、
ペグに美しさ・機能美を求めるならステンレスペグをおすすめしますよ(`・ω・´)
メンテナンスは楽ですが、
水洗いなどをしないとしっかりサビていくのでご用心を!
ステンレス製のおすすめペグ!
ステンレスの鍛造ペグが人気です。
鉄ではなく、ステンレスを圧縮加工して作られたペグ。
テントやタープ設営の時に、ドヤ顔で仕事ができそうですね(`・ω・´)
こちらはCAMPING MOONのステンレス鍛造ペグ。
ユニフレーム製のステンレスペグ。
鍛造製ではないですが、重ねてコンパクトになるのが特徴ですね。
プラスチックペグの素材特徴
- 安い
- 軽い
- 金属製に比べて地面に刺さりづらい
- 砂浜で効果・安全性◎
テントやタープを購入した方なら、一度は目にしたことがあるだろう、
プラスチックのペグ。
いつもは金属製のペグを使用しているけど、
今日はプラスチックペグDAYだ(`・ω・´)!
プラスチックペグフェスだ(゜o゜;;!
…ってな勢い以外での使い道がないペグです。
と言いたいところですが、
砂浜でのキャンプをする際には、プラスチック製のサンドペグ使用をおすすめします。
裸足で駆け回るような場所に金属製のペグを打ち込み、
誰かが踏んだり、紛失したら怖いですもんね。
プラスチック製のおすすめペグ!
ビーチキャンプに、プラスチック製のサンドペグを。
なんだか初心へ帰りたい、プラスチックペグを捨てたあなたへ。
木製ペグの素材特徴
- 雰囲気がいい
木製ペグ…ありそうでなかった、木製ペグ。
使い勝手はわかりませんが、ベージュカラーのテントや、
ワンポールテントとの組み合わせは良さそうですね。
木製のおすすめペグ!
購入はCAMP MANIAよりどうぞ。
まとめ
お気に入りのペグ素材はみつかりましたか?
enjoy, your camping life!
福岡在住のキャンプ大好きwebライターおっしー(buraoshima)でした!
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