あなた自身が、そして身近な人がうつ病と診断されたら読んで欲しいマンガがあります。
うつ病とどのように付き合っていくか、そしていかにして長いトンネルから這い出していくのかをわかりやすく書いてあるマンガ、『うつヌケ』。
僕自身うつになったことはありませんが、高校の時の友人、親、そして近所で自殺した知り合いはうつにかかっていました。
ハナっから重たい話題ですが、うつに関する正しい知識を持って欲しいという思いから書いています。
この『うつヌケ』には様々なうつ症状を抱えた人たちの話が19話掲載されています。
マンガを読み進めていったら、あの時自分もうつ予備軍だったのかな…なんて思うストーリーもあるわけですが。
- なぜ人はうつになるの?
- うつになったらどうすればいい?
この本質的な2点についてまとめていきますね。
なぜ人はうつになるの?
それは、自分自身を嫌いになるからです。
- 自分なんか存在しなければいいんだ。
- みんな必要としてないんだ。
- やりたくないことをやっている自分が嫌いだ。
元を辿れば、どうしようもなく自分が嫌い。
これがうつの原因です。
でも、このマンガを読んで思ったんですよね。
うつになることは悪いとか、そんなんじゃなくて。
誰でも持ってるんですよ、うつになる要素は。
中国映画などによく出てくる『陰陽』です。
この陰陽の黒い部分、これがみんなが持ってる『うつ』の部分。
じゃあなんでみんなうつにならないのかって、黒い中にも白い点があるじゃないですか。
心が正常なバランスを保っていたら、黒い部分に支配された時でも、白い点ー希望や、信頼、友情、愛情ーの部分が作用して、大きな白い部分に引き戻してくれる。
でもうつ状態になると、黒い部分の中に何も見出せない。
真っ暗で、どこまで続くかわかんなくて、不安で、どうしようもなくなる。
僕らの細胞が悪性になるとガンになるように、心の悪性がある限度を超えると良性になる機会を失い、心のガン、うつになってしまう。
これが、うつになってしまう本質的な部分です。
うつになったらどうすればいい?
では、うつになってしまったどうすればいいのでしょうか。
それは、
- 自分を否定するものからは遠ざかり、
- 自分を肯定してくれるものに近づくこと。
です。
単純に仕事を辞めればいいかいうと、そうでもなくて。
仕事が自分を肯定してくれるようなら、続けてもいいと思う。
そして、何が自分を肯定してくれるかわからないとき。
人でも、動物でも、自然でも、なんでもいいので小さなアクションを起こしてみること。
実家に帰ってみる、猫カフェに行ってみる、温泉に入ってみる、プラモデルを作ってみる、山登りをするー。
なんでもいいと思うんです。
黒い中に、小さな白い火を灯す何かを見つける。
これでずいぶんと違ってくるはず。
僕の友人がうつになったとき、
「まードライブにでもいくかー」
と連れ出し、山をハイキングしたり、温泉に行ったんだけど。
後から、
「あの時はありがとうね。」
なんて言われたことを思い出した。
うん、あなた自身や、あなたの周囲の人がうつになったならば。
一度は読んでほしいマンガ『うつヌケ』の要点まとめ記事でした。
それではまた!
コメントを残す