和歌山県・高野山を散歩してきました。
高野山といえば真言密教の聖地であり、世界遺産です。
密教を広めるために空海が拠点とした地、標高900mの盆地にある高野山。
その空海が今もなお瞑想を続けていると言われている場所が、奥の院です。
日本人って宗教じみたことを敬遠するようなところがありますが、
そんなに悪くないですよ、宗教について勉強してみるのも。
この真言密教は、身近なところでいうと漫画・NARUTOの世界観でしょうか。
印を結んだり、真言という呪文のようなものを唱えることで力を借りたりと。
ちなみにアクセスは簡単で、大阪・NANKAIなんば駅から直通でいけます。
一番安いので1260円、特急を使うとプラス780円。
奥の院ってどんなところ?
簡単に奥の院の説明をします。
奥の院には3つの橋がかけられており、それぞれに意味があります。
- 一の橋→現世との境界
- 手水橋(ちょうず橋)→来世との境界
- 御廟橋(みみょうの橋)→浄土、煩悩を取り払う境界
出典によって橋の持つ意味合いが異なることもありますが、なんにせよ神聖な空間ってことですね。
この奥の院には、名だたる大名達の墓があることでも有名。
織田信長、豊臣家、徳川家、明智光秀、石田三成、伊達政宗、武田信玄・勝頼、上杉謙信…。
かつて敵同士だった者が、同じ場所に骨を埋める。
いやー、すげぇ。純粋にそう思います。
奥の院歩いてて、あるんですもん。
普通に大名のお墓が。
奥の院を散歩
奥の院を散歩しながら写真を撮ったので、写真メインで流していきます。
まっすぐに続く道。
この日は4月なのに雪が降ってました。
薄着で、寒すぎて部屋に帰ろうかと思ったけど頑張って歩きました。
ちゃんと歩いたら、奥の院は往復1時間ほどかかります。
誰かがお地蔵さんに帽子やら布を。
真言密教のお墓は独特の形をしています。
宇宙、そして人は”土、水、風、火、空”で形作られるとされ、お墓はその様子を具現化したものになってます。
苔むした墓石、大木の杉がズンズンと生え揃ってる様。
寒すぎましたけどね、よかったですよ。
空海が瞑想を続けてるとされる霊廟前では、ちょうど観光客が誰一人としておらず、一人でしんと静まりかえった中、空海に問うてみたり。
奥の院散歩、よかったです。
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