以前ベンチャー企業で働いていた時、先輩にこんなことを言われた。
「なんかさー。おしまって覚悟ないよね」
ドキッとした。
覚悟?仕事に対する覚悟?人生に対する覚悟?
その先輩は大学を卒業後、しばらく家に引きこもり、のそのそと現世(?)に出てきた。
プログラム言語はPHPによく精通しており、話し方も明晰で、物事をはっきりと喋る人。
覚悟がない。と言われ半年ほど経つけど、やっぱり覚悟なんていらないな、という話をする。
- 自分のやっていることに、3つの要素が交わってる?
- のめり込むことをしよう
自分のやっていることに、3つの要素が交わってる?
前の職場には週報を社内メールで共有するという習慣があり、執行役員の週報もみることができた。
その人が去年の夏頃に出した週報が、この『覚悟』に対する解なんだろうなと思っている。
それはこんな感じの図で表されていた。
- 好きなこと
- 得意なこと
- 何か人のためになること
これらの要素が重なる部分が、あなたのやるべきことですよ、と。
実はこの図、元スターバックスCEOである岩田さんの書いた書籍の図なんですけど、執行役員のNさんも同じものを読み影響されたんだろう。
当時の僕は、
- ある程度プログラムのことを知り、好きになり
- ものづくりに関しては得意だった
- しかし誰にでもこなせる業務に対し、情熱はなかった
そう。
新人が仕事を覚えるために、模範的な仕事をこなすのはある意味必要なプロセスであるとわかっていながらも、本音は「俺じゃなくてもいーじゃんこれ、めんど」だった。
上流工程である程度方向性が決まった案件の、画面表示を行うためにプログラム実装をする業務。
あー、数年後にはAIがパパッとこなしちゃう仕事なんだろうなー
ということばかりを考え、仕事に身が入らなかった。
のめり込むことをしよう
- 好きなこと
- 得意なこと
- 何か人のためになること
この3つが重なる分野で仕事をしている人は、覚悟なんてしていないんじゃないか。
きっと仕事が楽しくて楽しくて仕方ないだろう。
この業界で生きていく覚悟はあるの?
なんて質問は、本来愚問なんだろう。
仕事を選ぶ際に他の選択肢を切り捨てる『覚悟』は必要だけど、あとは3つの要素が重なる部分に向かって突き進むだけ。
これが大事なんだろうな。
なかなか結果がでないけど、このブログだって3つの要素をはらんでいるし、
マイナスな収益が発生するリスク持ちのFXはめちゃめちゃ好きで、人よりも得意で、将来人のために役立てる目的で運用している。
第3次産業の上に”IT”という第4次産業を加え、スターバックスはその上の第5次産業、感動産業だと言う岩田さん。
機械に感動は生み出せない、かー。
次は何をしよう。
沖縄のゆるい風に揉まれながら、動き出そう。
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