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【竜馬がゆく】第2巻。竜馬が覚醒、脱藩まで。

竜馬、24歳から始まる第2巻。

大まかなあらすじは、

  • 竜馬の江戸滞在・私費留学が終わる
  • 土佐藩に帰る
  • 桜田門外の変が起きる
  • 日本中の尊王派が勢いを増す
  • 竜馬、脱藩。

以上です。

実は2巻の感想を2000字以上書いていたんですが、
いきなりブラウザが落ちて、下書きにも保存されておらず記事が全部パァに。

2巻のレビューは諦めようかなーと思ったけれど、
書かないと3巻読めない!
ということで書いていきます。

はてブロさん、バックアップ機能もいいけど、下書きにも保存しておくんなし。

余談を失礼しました。
それではいきます、2巻の山場はなんといっても竜馬の脱藩。
当時の土佐藩には上士と下士がおり、下士の2トップは坂本竜馬と武市半平太。

武市半平太は、土佐藩を尊王派に変えることで維新回天を計ろうとしたが、
竜馬は無理だと判断。

腐った藩におるよりは、外の世界を見るかのう。

といった具合で脱藩しました。

現状の改善策を探すのか、
見切りをつけて別の居場所を探すのか。

この嗅覚はめっちゃ大事だなーと。

竜馬、脱藩。

江戸の脱藩とは、どのようなものだったのか。
当時、藩から藩へ移動するには「手形」という認可が必要だった。

現代でいうパスポートです。
そのパスポートを持たずして、ほかの藩に行くのでこれは犯罪。

当時は自分の家のみならず、親戚諸々含めて処罰がされたとか。
竜馬の姉は、竜馬が脱藩の話をするやいなや、

「では、私はお暇をいただきます。」

と離婚する。嫁入り先に迷惑をかけないためかと思いきや、旦那の浮気ぐせにうんざりしていた、とも書いてある。

ちなみに脱藩とは、認可を得ずに藩外へ行くことであって、藩士を辞めることではない。
脱藩しても坂本竜馬は土佐藩士。

尊王攘夷の風

「王を尊び,夷狄(いてき)を攘(はら)う」
勝手に諸外国の条件を飲み、日米修好通商条約に調印した井伊直弼。

尊王派を弾圧する動きを見せるなか、桜田門外の変は起きる。

江戸幕府のトップが、白昼堂々と殺された。

当時の日本政治は、

幕府がやることが全て。幕府が決めたら皆従う。
という強権政治。
そのトップが暗殺されたことで、諸藩の人々は、
なんだ、幕府ってそんなものなのか。
といった価値観に変わっていく。

その風はもちろん、土佐藩にも吹く。

土佐で過ごした坂本竜馬

江戸で剣の腕磨きを終えた竜馬は土佐藩にしばらく居座る。
周囲の人々は大目録を持って帰ってきた竜馬が道場を開くものだと思っていたが、
そうはしない。

だらだらと酒を飲んだり、散歩したり。

剣の腕は確かだったが、脳がない。
武市半平太に勉学をしたい、と言い出す。

竜馬の面白いところを勉学で濁してはならん、と武市は竜馬に歴史を学べという。
竜馬は中国史を学び、蘭学を学び、
西洋の政治のあり方に大いに感動した。(民主主義国家のこと)

桜田門外の変以降、土佐藩の尊王運動を仕切っていた武市半平太が、
土佐藩参政の吉田東洋を切るといい出す。

竜馬はこれに反対。
土佐藩には上士・下士という身分制度が残り、トップを切ったところで下士身分の藩士には何も変えられない。
という意見だった。

武市は折れず、吉田を切る。
同時期に竜馬は土佐を脱藩。

竜馬のスタンス

竜馬は大局観があったように思う。
周りから見ると、なんだか冷めてるようなやつ、でも面白いやつ。

そう思われていただろう。
尊王運動で盛り上がっている中、自分は何をすべきなのか、じっと身をこらえて待つ。

必要とあらば、歴史を学び、人と会い、そして自分の意思のために脱藩。
常に自分と向き合い、周りの熱に冒されることなく意思貫徹する精神を持った男。

んー、かっこいいですね、竜馬。
女の子にもモテモテです。

幕末の情報伝達

当時はもちろん、インターネットがない。
飛行機もないし、鉄道もない。

あるのは船、馬、人力。
情報伝達のスピードは格段に遅かったし、収集するのにも一苦労だった。

のちに名を馳せる名士たちは、
情報収集のために諸藩を渡り歩き、議論し、またその情報を別のものに伝えたという。

さて、竜馬が現世に降りてきたらこの世をどう思うだろうか。
スマホの画面一つで世界の裏側の人間と繋がれるが、どこか希薄。

わしゃ、直接人に会わんと気が済まん。

とか言ってスタコラどこそこに行ってしまいそう。

スカイプなどで直接会わずとも顔が見え、会話ができる世の中。
”直接”会うために出張費を出す会社。

人と”直接”会うことは、情報伝達以外にも大きな役目を持っているんだろうなぁ。

【竜馬がゆく】2巻で目に止まったフレーズ集!

2巻からは気になったフレーズに付箋貼っておきましたのでね、
書いていきますよー。

「落ちつけ、武市さん」
竜馬は、はじめてこわい顔をした。
「かといって、わしたちがさわいでなにになる。わしは、広言するようだが、天下がわしを必要とするようになるまで、ひたすらに剣技を練る。わしは、土佐へ帰る。
竜馬は、藩邸の門を出た。
空は、雲ひとつない。 

竜馬の江戸滞在が期限を迎え、土佐に帰るか延長するかを武市が問答しているところ。
竜馬は迷わない。今じゃない、と潔く土佐に帰っていく。

竜馬は、いきなりお田鶴さまを抱きすくめた。
お田鶴さまは、さからわない。

一刻が過ぎた。

竜馬が江戸から土佐へ戻る際、想い人のお田鶴さまと寝るシーン。
さからわない。→一刻が過ぎた。

ってのが、逆にエロいなー。
お田鶴さまは相当の美人で、頭も切れッキレだったよう。いいなぁ。

竜馬は脱藩の日、才谷山にのぼって祠の中に入り、心ゆくまで酒をのんだ。
ーーのう、明智左馬助さまよ。
と、心中、祖先の霊をよび、さらにわれいさんの神霊にもよびかけて、
ーー人の命はみじかいわい。わしに、なんぞ大仕事をさせてくれんかネヤ。
と、頼んだらしい。

 竜馬脱藩の日、神ぎらいの竜馬が、神頼みをする。
期待と不安で裂けんばかりの胸中を、神頼みの酒で飲んだのだろう。

竜馬がどんどん、大きくなっていく。

まとめ

5日前くらいに読み終えたが、やっと書けた。
一冊読み終えて書くのではなく、その時思ったことを書いて、組み立てていこう。
それが速いし、正しいレビューなんだろう。

よし、やっと3巻読めるぞ。
楽しみだ。

それではまた!


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