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【思考する・考える力をつける】とは?ちきりんの本を読んで得たもの4つまとめ

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ちきりんの『自分のアタマで考えよう』を読んだ。

 ブログを書こう!と再び思い立ったのが去年の12月初旬、

その時から1ヶ月半がたちました。

まとめ、オピニオン、体験、いろんな記事を書いたが何かモノ足りない。
俺ってちゃんとモノを“考えて”いるんだろうか。
ただネットで集めた知識を集約して、感想を述べ、ハイできました!
で終わってるんじゃないだろうか。
最近は、そんな疑問を抱えながらブログを書いていた。

『思考レベル』で検索したところ、
気になる記事が。

アニメやマンガ中心のブログだけど、こんなタイトル記事がぽつん。

eroge-pc.hatenablog.jp

ちきりんの本を読んで、『幼女強姦被害者数』のデータを”思考”してみた、というもの。

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疑問点。
・1969年になぜ「小学生被害者数」が急激に下がったのか
・1970年からまた「小学生被害者数」が、急激に上昇しているのはなぜか
・1986年から2006年まで、「幼女被害者数」が0付近を保っているのはなぜか
・1990年から「小学生被害者数」が横ばいになっているのはなぜか
・アニメが、小学生・幼女への性的犯罪の抑止力になっている可能性。
・この情報だけでは、犯罪の抑止力となっているかは疑問。
・ソースが不鮮明。(怪しい)

いい面
・1969年を起点に、小さい子の犯罪が減少している。アニメの充実化によって、この手の犯罪は根絶していくかもしれない。 

悪い面
・アニメの視聴本数と、小さい子への性的犯罪の因果関係が不鮮明。犯罪が減少したのは、別要素の可能性もある。
・1990年はアニメの放送本数が40程度。それから16年後の2006年は約180本。4倍以上アニメが放映されていることになるが、小さい子への性的犯罪はとくに減少していない。
・アニメの放送本数を増やすだけでは、抑止力にはならないと思う。(またコンテンツの充実が抑止力につながるのかも不明)

結論
いい面、悪い面を考えてみた結果、この統計情報は恣意的な匂いがぷんぷんします。
あたかも、アニメに”よって”小さい子への犯罪抑止がなされているという「誤読」しそうな雰囲気を感じました。
実際の真偽はどうあれ、この統計情報だけで「アニメと性的犯罪」の判断をくだすのは実に危ないと感じました。

思考する対象がギリギリな(?)感じではあるけど、グラフからしっかり読み取れてる。
今の俺に必要なのはコレだー!ということで、
即kindleで購入し、半日で一気読みしました。

『自分のアタマで考えよう』を読んで得たもの

これは良書。
僕が『自分のアタマで考えよう』を読んで得たものリスト。 

  • 情報を思考する際に、”知識”のバイアスをかけないこと
  • 『考えること、思考』は、”知識”や”情報”を結論に結びつけるプロセスのこと
  • 考えるための分析手法は、『比較する』こと
  • ”知識”を思考の棚に整理すること

一つずつ、簡単にまとめていきます。

情報を思考する際に、”知識”のバイアスをかけないこと

まずは“バイアス”ってなによ?ってところから。
バイアスって、一言で言うと先入観や偏見のこと。
頭の中の”知識”というバイアスを通さずに、情報の良い面、悪い面を自分の頭で考える。

「自分で考えなさい!」と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん「思考の舞台の外」に分離することが重要

うん、わかった。
考える際に知識をいったん頭から出して考えるのね。
・・・これってどゆこと?

僕が突っかかるのは、”言語”も知識の一部であり、『思考する』ということはその言語を運用するということ。

さまざまな語彙をかき集めて『思考する』はずなんだけど、
ちきりんの言う『分離すべき知識』がどこからなのかがわからん!!!!
なにこれ哲学なの?

現段階で僕が出す結論は以下のとおり。

ある事象に対して、既存の知識の枠にはめることなく、あらゆる可能性、二面性を意識しながら思考すること

ではなぜ、情報を思考する際に”知識”のバイアスをかけないことが大事なのか。

時代が変わり、世の中が変わり、新しい現象が出てきて新しい情報に触れたとき、過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることができるかどうか。それが「考えることができる人」とできない人の分岐点です。 

こうゆうことになる。

『考えること、思考』は、”知識”や”情報”を結論に結びつけるプロセスのこと

「私は考えた」というのは、「私はあるインプットをもとに、なんらかの結論を出した。ある考えに至った」という意味

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知識や情報はベツモノ。
Aという知識・情報に対して、A + αもしくはB、Cという結論が出せるか。

結果的に出てきたアウトプットが幼稚であっても、『思考』というプロセスを通ってきた価値はある。

そして続けることで、より良いアウトプットができるようになっていく。
ブログっていい伝達手段ですね。

考えるための分析手法は、『比較する』こと

比較することで、

さまざまな”思考の種”が浮かび上がってくる

ことが得られる。
比較する方法として、縦と横を意識して表にする手法が挙げられています。

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こんな感じ?

冬の暖気器具比較表から得られるのは、やっぱり猫の相棒は『こたつ』だよね。ってこと。

それは冗談として、思考をしていくには頭で考えるだけでなく、実際に手を動かして知識や情報を整理・視覚化していくのが大事なんだろう。

『結論』のために、どのような情報が必要なのか、考えられる選択肢や比較対象は何か。これらを洗い出し、”思考の種”を浮かび上がらせる。

グラフ化する作業はやらない人間です、僕。だから雑なのかな。
考える際の手法として取り入れてみるか、表、それにグラフ化すること。

”知識”を思考の棚に整理すること

また難しい話をちきりんはするなぁ。噛み砕くのにエネルギー使います。

「同じものを見ても、いろいろ気がつく人と、ぼーっとしていてなにも気がつかない人がいる」というような言い方をしますが、この両者の差は、「知識を整理するための思考の棚をもっていて、次に知りたい情報を意識的に待っているかどうか」

この例えには芸人・南海キャンディーズの山ちゃんがぴったり。

練りに練ったツッコミを1000パターン以上書いたメモを持ち歩き、現場の状況に合わせ、それら“テンプレート”の中から最適なツッコミを出すのだ
という。「実はテンプレートなど存在せず、全部アドリブ」という、“タモさんの弔辞”的都市伝説も囁かれるほど、山里のツッコミに対する評価は高い。
引用:ネタの接続詞1つにもこだわる―南キャン山里が“天才”に近づくまでのストイック過ぎる道のり | ダ・ヴィンチニュース

 

まとめ

 自分で考えたことをアウトプット・記事にしていくには?
この疑問からちきりんの書籍レビューにたどり着き、即購入、得たものを4つまとめてみた。

 思考することは簡単ではないですね。
ブログの質を上げることも、そうそう楽なものではない。
でも”考える”方法を知ることと知らないことでは大きな差。
得られたことを4つにまとめたけど、一番大きな収穫は、

『考えること、思考』は、”知識”や”情報”を結論に結びつけるプロセスのこと

です。
1日に1つ、自分のアタマで考え、出した結論をブラオシマに書いていこう。

『自分のアタマで考えよう』の考察終わり!

それではまた!

 


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