財布が消えた

スペイン 10日目 バルセロナ
5/11

病院敷地内の野宿から目覚める。
野宿すると、聴覚を意識するためか、
毎回耳が痛くて重い。
宿代無料の代償っすかね。

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今日泊まる予定だったホステルへ向かうために地下鉄へ。

ワンゾーン2.15€、高いなー。

まぁ仕方ない、
とバックから財布をとりだ…とり…あれ、見当たらない。

下の方に埋もれてるのか、
と駅の改札口あたりで荷物を広げる。

あれ、なんか、財布がない。

なんでないんだろう。

あれ、なんで…。

いやーそんなはずはない、取られる隙なんか俺にはなかった、
昨晩マックでチーズバーガーを買ったときにあって、
その時はほろ酔いで、財布をバックに入れ…あれ…思い出せない…

記憶を必死に辿る、
昨日のできごと、それらしきこと…

あっ、
と思い当たる節がひとつあった。

マックで自分が座ってたのは、ゴミボックスのすぐ側の席。
ヒッチハイクでの移動疲れ、ビールを2本程飲んだことによる注意力の散漫さ、
そんな状態で確か財布をテーブルの上に置いていた。

がたいのいい兄ちゃんが、ぬっとゴミボックスの前に現れ、
ゴミをこれでもか、と大げさにボックスに入れていた。

うっせーなー、もうちょっと静かにしろよ、
と横目でそれを見ること数秒。
財布は目線とは逆方向。

たぶんそのときだ、
一緒にいたやつに取られたんだろう。

やばい。
これからどうしよう。

宿に荷物を置いて、
バルセロナ観光しようとうきうきしてた顔が一瞬で真っ青になる。

公共wifiが外にあるので、
それを利用して情報を集める。

財布をなくした時。
カードの停止、再発行、盗難証明書、そのために電話をかけまくる必要がある。

自分に起きたことがまだ夢みたいで。

そこらへんに落ちてるんじゃないかとか、
バックの変な箇所からぽろっと落ちてくるんじゃないかとか、
そう思えてならなかった。

でも、やることはやらないと…。

Skypeでカード会社に電話をかけまくり、
カード停止、再発行を依頼。

しかし公共やマックのwifiは速度が遅く、
音声が聴き取りづらかったり、回線が落ちたり。

どこか宿に荷物を置いて、
そこの安定したwifiでいろいろやるしかない。

というわけで目当ての宿へ。

2,3日後に緊急用クレジットカードが届くから、それまで支払いは待ってくれと
兄ちゃんに事情を説明する、

兄ちゃん、
それは泊めてやれない、

なぜ、

そうゆう人達が前にも何人かいて、
自分が受付にいない間に勝手に出て行ったんだ、
だから泊めてやれない。


…パスポートをデポジットとして置くので、ダメですか。

だめ。

やばいな、これ金無しホームレスと同じじゃねえか、と焦り始め、
次の目当ての宿へ行くことにする。

結局2つ回ったが同じような理由で断られるも、
2つ目の宿で、wifi使っていいから情報とか、電話とかしていいよ、
と言ってくれたので、
ここでさっきの続きをする。

バルセロナに、日本人経営の宿があるみたいで、
そこを最後の頼みの綱として訪問する。

事情を説明すると、
当分の現金まで工面してくれるという。

ホッとして、日本人やべーと、涙ちょちょ切れる。

オーナーさんが親切な人で、
緊急用クレジットカードの受け取りや、50€を貸して頂いたりと、
もう、マジで感謝。

あー、おれの財布、帰ってきやしないだろうか。

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